MEXCのコピートレードは、経験豊富なトレーダーの取引を自動でコピーできる先物取引向けの機能です。
しかし、次のような疑問を持っている方も多いでしょう。
- MEXCのコピートレードはどんなしくみなの?
- 始め方の手順を知りたい
- どのトレーダーを選べばいいかわからない
MEXCのコピートレードでは、審査を通過したリードトレーダーをフォローするだけで、エントリーから決済まで自動で再現されます。
最低30 USDTから始められるため、少額で試したい方にも始めやすいしくみです。
ここでは、MEXCコピートレードの特徴や始め方の手順、トレーダーを選ぶときのポイントについて解説します。
MEXCで先物取引を始めたい方や、自分でトレードする時間がない方は、ぜひ最後までご覧ください。
MEXCコピートレードの特徴
ここでは、MEXCコピートレードのしくみを以下の順で解説します。
- コピーできるのはヘッジモードのUSDT-M先物
- コピー方法は3種類から選べる(スマート比率・固定額・固定比率)
- トレーダーは審査を通過したユーザーのみ
- 利益が出たときだけ利益分配(初期10%)が発生する
コピーできるのはヘッジモードのUSDT-M先物
MEXCのコピートレードが対応しているのは、ヘッジモードのUSDT-M無期限先物のみです。
現物取引やその他のモードではコピー機能を利用できません。
最大レバレッジは先物ペアによって異なります。
上昇局面だけでなく下落局面でも利益を狙える一方、レバレッジによる損失リスクも伴う点は押さえておきましょう。
コピー方法は3種類から選べる(スマート比率・固定額・固定比率)
MEXCのコピートレードでは、以下の3つの方法から選べます。
| コピー方法 | しくみ |
|---|---|
| スマート比率 | トレーダーの注文ごとの資金割合をそのままコピーする |
| 固定額 | 各コピーに毎回同じ額の証拠金を投資する |
| 固定比率 | トレーダーの約定数量に対して一定倍数の数量でコピーする |
初めてコピートレードを利用する方は、金額を決めるだけで設定が完了するスマート比率から始めてみてください。
トレーダーは審査を通過したユーザーのみ
フォローできるトレーダーは、MEXCのリードトレーダー審査を通過したユーザーに限られます。
申請にはポジションを持っていないこと、他のトレーダーをフォローしていないことが条件です。
申請後1〜2営業日で結果がメール・SMS・サイト内通知で届きます。
利益が出たときだけ利益分配(初期10%)が発生する
コピートレードで利益が出た場合のみ、フォロワーからトレーダーへ利益分配が発生します。
利益分配率の初期設定は10%で、トレーダー側が1日1回まで変更を申請できるしくみです。
計算は毎日日本時間1:00に行われ、決済期間中の総利益が0以下であれば分配は発生しません。
損失が出ている期間は手数料が一切かからない点が、固定手数料制との違いです。
MEXCコピートレードのメリット
MEXCのコピートレードには、以下のメリットがあります。
- 先物未経験でも実績上位トレーダーの取引を自動で再現できる
- アカウント損切りで損失の上限をあらかじめ決められる
- トレーダーの強制決済に追随するかどうかを選べる
- Web版とアプリ版のどちらからでも操作できる
先物未経験でも実績上位トレーダーの取引を自動で再現できる
MEXCのコピートレードでは、トレーダーを選んでフォローするだけで、エントリーから決済まで自動で実行されます。
チャート分析や注文操作を自分でおこなわずに済むため、先物取引の経験がない方でもすぐに始められます。
トレーダーはROIや勝率などの実績がランキング形式で公開されており、数値をもとに選べるしくみです。
アカウント損切りで損失の上限をあらかじめ決められる
MEXCのコピートレードには「アカウント損切り」という機能があります。
コピー口座の総資産があらかじめ設定した金額まで減ると、コピーが自動で停止されるしくみです。
停止と同時にすべてのポジションが成行決済され、残った資産は現物口座に振り替えられます。
トレーダーの強制決済に追随するかどうかを選べる
「トレーダー強制決済設定」では、トレーダーのポジションが強制決済されたときに自分のコピーも同時に決済するかどうかを選べます。
「決済ポジションをフォローする」は、トレーダーの決済に連動して自分のポジションも閉じる設定です。
「決済ポジションをフォローしない」を選ぶと、トレーダーが強制決済されても自分のポジションは維持されます。
Web版とアプリ版のどちらからでも操作できる
MEXCのコピートレードは、Web版とスマホアプリのどちらからでも利用できます。
操作画面や設定項目はほぼ同じため、外出先ではアプリ、自宅ではPCといった使い分けもできます。
MEXCコピートレードのデメリット・注意点
MEXCのコピートレードには、以下のデメリット・注意点があります。
- トレーダーが損失を出せば同じ比率で自分も損をする
- 表示される過去のROIは将来の成績を保証しない
- レバレッジがかかるため損失が大きくなりやすい
- フォロワー数が上限に達したトレーダーはコピーできない
トレーダーが損失を出せば同じ比率で自分も損をする
コピートレードはトレーダーの取引をそのまま再現するしくみのため、トレーダーが損失を出せばフォロワーにも同じ方向で損失が発生します。
審査を通過したリードトレーダーであっても、すべての取引で利益が出るわけではありません。
コピー金額を抑える、アカウント損切りを設定するなど、自分でリスク管理をおこなうことが前提です。
表示される過去のROIは将来の成績を保証しない
トレーダーのプロフィールには7日間ROIや総合ROIが表示されますが、過去の実績がそのまま将来の成績に直結するわけではありません。
MEXC公式も「トレーダーの過去のパフォーマンスが将来の利益を保証するものではない」と明記しています。
短期間で高いROIを出しているトレーダーほど、直後に大きな損失を抱えるケースもあります。
ROIだけでなく、勝率や取引頻度など複数の指標をあわせて判断してください。
レバレッジがかかるため損失が大きくなりやすい
コピートレードの対象はUSDT-M先物のため、レバレッジが常にかかっています。
レバレッジが高いほど少ない資金で大きなポジションを持てる反面、相場が逆方向に動いたときの損失も拡大します。
国内取引所の現物取引しか経験がない方は、値動きに対する損益の振れ幅が大きい点に注意してください。
フォロワー数が上限に達したトレーダーはコピーできない
トレーダーごとにフォロワー数の上限が設けられており、上限に達するとそのトレーダーのコピーを開始できません。
ほかにもトレーダーの活動停止、口座の資金不足、自身のトレーダー申請中といった状況ではコピーが成立しません。
人気のトレーダーほど枠が埋まりやすいため、候補を複数リストアップしておくと安心です。
MEXCコピートレードの始め方
MEXCコピートレードを始めるまでの手順を以下のSTEPで解説します。
- 口座を開設して本人確認をおこなう
- 現物口座にUSDTを用意する
- コピーするトレーダーを選ぶ
- コピー方法と金額を設定する
- 設定を確認してフォローを開始する
口座を開設して本人確認をおこなう
まず、MEXCの公式サイトまたはアプリからアカウントを作成します。
メールアドレスとパスワードを入力すれば、アカウント自体は数分で開設できます。
アカウント作成後は、本人確認(KYC)を済ませておきましょう。
KYCを完了すると出金上限が引き上げられ、コピートレードを含む各機能をフルに利用できるようになります。
現物口座にUSDTを用意する
コピートレードの資金は、現物口座にUSDT(テザー)で用意します。
先物取引のコピーですが、資金の引き落とし元は現物口座である点に注意してください。
最低コピー金額は30 USDTです。
現物口座の残高が不足している場合は、画面内の[資金振替]から先物口座や法定通貨口座の資金を移動できます。
国内取引所から暗号資産を送金し、MEXC内でUSDTに交換する方法もあります。
コピーするトレーダーを選ぶ
資金を用意したら、コピートレードの画面でトレーダーを選びます。
Web版は上部メニューの[先物取引]→[コピートレード]、アプリは[その他]→[先物取引]→[コピートレード]からアクセスしてください。
トップトレーダー一覧では、総合ランキング・最高ROI・最高損益・最多フォロワーといったカテゴリで並べ替えられます。
気になるトレーダーのプロフィールカードを開くと、7日間ROI・勝率・取引頻度・利益分配率などの詳細を確認できます。
フォローしたいトレーダーが決まったら、[コピートレード]をクリックして設定画面に進みましょう。
コピー方法と金額を設定する
設定画面では、はじめにコピーする先物ペアを選びます。
特定のペアだけをコピーしたい場合は個別に選択し、すべてのペアを対象にする場合は[全て]にチェックを入れてください。
コピー方法を「スマート比率」「固定額」「固定比率」の中から選び、コピー金額を入力します。
初めて利用する方は、トレーダーと同じリスク配分で運用できるスマート比率がおすすめです。
「その他の設定」では、以下の項目を調整できます。
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| リスクコントロール | アカウント損切りの金額 |
| 証拠金設定 | 証拠金の割り当て方法 |
| レバレッジ設定 | レバレッジ倍率 |
| スリッページ設定 | 許容するスリッページ幅 |
設定を確認してフォローを開始する
すべての設定が終わったら、確認画面で内容に誤りがないかチェックします。
コピー方法・金額・リスクコントロールの各項目を見直し、問題がなければ[提出]をクリックしてください。
提出が完了すると、トレーダーのフォローが開始されます。
以降はトレーダーが取引をおこなうたびに、設定した条件に従って自動でポジションが開閉されます。
MEXCでコピーするトレーダーを選ぶときのポイント
MEXCでコピーするトレーダーを選ぶときに確認したい指標を以下の順で解説します。
- ROI(投資収益率)で絞り込む
- 勝率と取引頻度をあわせて確認する
- 利益分配率とフォロワー数も確認する
- 複数のトレーダーに資金を分散する
ROI(投資収益率)で絞り込む
トレーダーのプロフィールカードには、7日間ROIと総合ROIが表示されています。
まずはROI順で並べ替え、一定以上の実績があるトレーダーに候補を絞りましょう。
ただし、ROIが極端に高いトレーダーは、短期間でハイリスクな取引を繰り返している場合があります。
7日間ROIだけでなく総合ROIもあわせて確認し、安定した成績を維持しているかを見るのがポイントです。
勝率と取引頻度をあわせて確認する
ROIで候補を絞ったら、7日間勝率と取引頻度を確認します。
勝率が高くても1回あたりの損失が大きければ収支はマイナスになるため、ROIとセットで判断してください。
取引頻度はトレーダーの運用スタイルを把握する手がかりになります。
頻度が高いトレーダーは短期売買を中心としたスタイル、低いトレーダーはじっくりポジションを持つスタイルの傾向です。
自分のリスク許容度に合った運用スタイルのトレーダーを選ぶと、途中で不安を感じにくくなります。
利益分配率とフォロワー数も確認する
トレーダーのプロフィールには、利益分配率とフォロワー数も表示されています。
利益分配率はトレーダーごとに異なり、利益が出たときにフォロワーが負担する割合を示します。
同じROIのトレーダーでも利益分配率が高いほど手元に残る利益は少なくなるため、ROIとあわせて比較してください。
フォロワー数はトレーダーの人気度の目安になります。
フォロワー数が上限に近いトレーダーはコピーを開始できなくなる場合があるため、候補段階で確認しておくと安心です。
複数のトレーダーに資金を分散する
1人のトレーダーに資金を集中させると、そのトレーダーの不調がそのまま損失に直結します。
2〜4人のトレーダーに資金を分けてフォローすると、1人が損失を出しても全体への影響を抑えられます。
分散する際は、異なる取引スタイルのトレーダーを組み合わせるのが効果的です。
たとえば、BTC中心の低レバレッジトレーダーとアルトコイン中心の短期トレーダーをあわせてフォローすれば、相場局面の偏りを緩和できます。
MEXCのコピートレードに関するQ&A
MEXCのコピートレードに関する、よくある質問と回答を紹介します。
- 最低いくらから始められますか?
- コピーする金額は後から変更できますか?
- フォローは途中で解除できますか?
- 現物取引もコピーできますか?
最低いくらから始められますか?
最低コピー金額は30 USDTです。
現物口座の残高が30 USDTに満たない場合は、コピートレード画面内の[資金振替]から先物口座や法定通貨口座の資金を移動して補充できます。
コピーする金額は後から変更できますか?
変更できます。
「私のコピートレード」画面でフォロー中のトレーダーを表示し、コピートレード金額列の鉛筆アイコンをクリックすると増減できます。
[編集]からコピーする先物ペアやコピー方法も再設定できます。
フォローは途中で解除できますか?
解除できます。
「私のコピートレード」→「私のトレーダー」の順に進み、対象のトレーダーの[フォロー解除]をクリックすれば停止されます。
解除後は新規のコピーが止まりますが、解除時点で保有中のポジションの扱いは別途確認してください。
現物取引もコピーできますか?
MEXCのコピートレードが対応しているのはUSDT-M先物のみで、現物取引には対応していません。
現物取引を自動化したい場合は、MEXCが提供するほかの機能を検討してみてください。
まとめ
ここでは、MEXCコピートレードの特徴や始め方、トレーダーの選び方について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- MEXCのコピートレードはヘッジモードのUSDT-M先物に対応
- コピー方法はスマート比率・固定額・固定比率の3種類
- 審査を通過したリードトレーダーのみフォロー可能
- 利益分配は利益発生時のみで初期設定は10%
- 最低30 USDTから開始でき、アカウント損切りや強制決済設定でリスク管理も可能
- トレーダー選びではROI・勝率・取引頻度・利益分配率を複合的に確認する
MEXCのコピートレードは、先物取引の経験がなくても実績あるトレーダーの戦略を活用できるしくみです。
ぜひ少額から試して、自分に合ったトレーダーや設定を見つけてみてください。

