MEXCで出金しようとした際に、出金ボタンが押せなかったり、停止中と表示されたりして資産を動かせない状況に陥ることがあります。
次のような場面で困っている方も多いのではないでしょうか。
- 特定の銘柄だけ出金が一時停止と表示される
- 購入した暗号資産がなぜか出金できない
- アカウントに制限がかかり出金が止められている
MEXCの出金停止には、ネットワークのメンテナンス、時間制限、リスクコントロール審査の3種類があり、それぞれ対処法が異なります。
原因を正しく把握すれば、不要な問い合わせや不安を避けられます。
ここでは、MEXCで出金が停止される3つの原因と、状態ごとの対処法を確認していきましょう。
出金が止まって困っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
MEXCで出金が停止される3つの原因
MEXCで出金が止まる原因は、以下の3つに分けられます。
- 銘柄やネットワークがメンテナンスで一時停止している
- 一定時間が経過するまで出金が制限されている
- リスクコントロールの審査でアカウントが制限されている
原因によって復旧までの流れや対処法が異なるため、まずは自分がどの状態に当てはまるかを確認してください。
銘柄やネットワークがメンテナンスで一時停止している
出金画面で「入金/出金が一時停止されています」と表示される場合は、対象の銘柄やネットワークがメンテナンスで一時的に止まっている状態です。
メンテナンスが発生する主な理由は以下のとおりです。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| ブロックチェーンのアップグレード | 基盤ネットワークの更新に伴い、安定するまで入出金を停止する |
| ウォレットのメンテナンス | プロジェクトの新バージョンリリースやノードのアップグレードに対応する |
| プロジェクトチームからの要請 | 技術的・戦略的な理由でプロジェクト側が停止を依頼する |
| クロスチェーンブリッジの障害 | 複数チェーンに対応するトークンのブリッジに不具合が発生する |
いずれもMEXCの判断ではなく、ネットワークやプロジェクト側の都合で発生します。
復旧次第、入出金は自動で再開されます。
一定時間が経過するまで出金が制限されている
特定の銘柄ではなくアカウント全体で出金が止まっている場合は、時間制限がかかっている可能性があります。
代表的なケースは2つです。
- クレジットカードでの購入後、72時間は出金できない(マネーロンダリング防止)
- セキュリティ設定の変更後、24時間は出金が制限される(不正アクセス対策)
どちらも制限時間が経過すれば自動で解除されます。
特定の操作をきっかけに発生するため、直前にカード購入やセキュリティ設定の変更を行っていないかを振り返ってみてください。
リスクコントロールの審査でアカウントが制限されている
アカウント画面に制限ステータスが表示され、出金だけでなく取引も停止されている場合は、MEXCのリスクコントロールシステムがアカウントに制限をかけています。
不審な資金の流れやマネーロンダリングの疑い、利用規約違反の疑いがある場合にMEXCの裁量で発動されます。
メンテナンスや時間制限とは異なり、自動では解除されません。
ヘルプセンターから必要書類を提出し、リスク審査を完了させる手続きが求められます。
メンテナンスで停止しているときの対処法
ここでは、銘柄やネットワークがメンテナンスで一時停止している場合の対処法を解説します。
- 入出金モニタリングページでトークンの状態を調べる
- 停止していない別のネットワークに切り替える
入出金モニタリングページでトークンの状態を調べる
MEXCは入出金サービスの稼働状況をリアルタイムで確認できるモニタリングページを提供しています。(参考:MEXC 入出金モニタリングページ)
検索バーにトークン名を入力すると、ネットワークごとの入出金ステータスを確認できます。
停止中のネットワークと稼働中のネットワークが一覧で表示されるため、状況の把握に便利です。
「問題のあるネットワークのみを表示」フィルターを有効にすれば、障害が発生しているトークンだけに絞り込めます。
「ネットワーク再開リマインダー」を設定しておくと、復旧時にメールとアプリ内メッセージで通知が届くため、何度もページを開く手間がかかりません。
停止していない別のネットワークに切り替える
出金したいトークンが複数のネットワークに対応していれば、停止していないネットワークに切り替えて出金できます。
モニタリングページで稼働中のネットワークを確認し、出金画面でそのネットワークを選択してください。
ネットワークを切り替えると手数料が変わる場合があるため、出金画面の手数料欄を確認してから申請します。
2点注意があります。
- 送金先がそのネットワークに対応しているか、送金先の入金画面で確認する
- すべてのネットワークが停止している場合は復旧を待つしかないため、再開リマインダーを設定しておく
停止中のネットワークに入金を行うと資産を失う可能性があるため、メンテナンス中は入金も控えてください。
出金制限がかかっているときの対処法
ここでは、一定時間が経過するまで出金が制限されている場合の対処法を解説します。
- クレジットカード購入分の制限が解除されるまで待つ
- セキュリティ設定の変更後の制限が解除されるまで待つ
クレジットカード購入分の制限が解除されるまで待つ
クレジットカードで購入した暗号資産は、マネーロンダリング防止のため購入完了から72時間は出金できません。
制限の対象はクレジットカードで購入した分のみです。
国内取引所からの送金やほかの方法で入金した資産には影響しないため、それらの資産は72時間の経過を待たずに出金できます。
72時間の経過後、制限は自動解除です。
解除のタイミングは購入完了時点が起算点となるため、複数回に分けて購入した場合は購入ごとに起算点が異なります。
セキュリティ設定の変更後の制限が解除されるまで待つ
パスワードの変更や二段階認証の変更・解除など、セキュリティ設定を変更した場合は、変更完了から24時間は出金が制限されます。
アカウントが不正アクセスされた際に、第三者がセキュリティ設定を変更して即座に資産を引き出すのを防ぐための措置です。
24時間が過ぎると制限は自動で外れます。
急ぎの出金予定がある場合は、セキュリティ設定の変更タイミングに注意してください。
変更を行う前に必要な出金を済ませておくと、制限の影響を受けずに済みます。
リスクコントロールの審査で制限されたときの対処法
ここでは、MEXCのリスクコントロールシステムによりアカウントが制限された場合の対処法を解説します。
- アカウントに表示される制限理由を確認する
- MEXCサポートに制限解除を依頼する
アカウントに表示される制限理由を確認する
リスクコントロールが発動すると、アカウント画面に制限ステータスが表示されます。
あわせて、MEXCから制限理由を記載した通知メールが届く場合があります。
制限が発動される主なケースは以下のとおりです。
| ケース | 内容 |
|---|---|
| 不審な資金の流れ | 短時間の大量送金や不自然な取引パターンが検知された |
| マネーロンダリングの疑い | 規制対象のアドレスやハイリスク地域との取引が検出された |
| 利用規約違反の疑い | MEXCが定める禁止行為に該当すると判断された |
メンテナンスや時間制限と異なり、制限理由の解消なしに自動で解除されることはありません。
まず制限理由を把握したうえで、解除申請の手続きに進んでください。
MEXCサポートに制限解除を依頼する
MEXCはリスクコントロールの解除申請をセルフサービスで行える機能を提供しています。(参考:MEXC アカウントのリスク審査ガイド)
申請手順は以下のとおりです。
- MEXCにログインし、ヘルプセンターを開く
- 「アカウントのリスク審査」を選択する
- 「申請」ボタンを押すとアップロードページに遷移する
- 画面の案内に従って必要書類を提出する
提出する書類は、真正で鮮明かつ遮るものがない状態にしてください。
審査が完了すれば制限は解除されます。
MEXCの出金停止に関するQ&A
MEXCの出金停止に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- MEXCが取引所全体で出金を停止することはありますか?
- 停止中の銘柄はいつ再開されますか?
- 上場廃止が決まった銘柄は出金できなくなりますか?
- 出金停止中に価格が変動した場合の損失は補償されますか?
MEXCが取引所全体で出金を停止することはありますか?
通常の運用では、銘柄やネットワーク単位の一時停止が基本です。
取引所全体の出金が止まることはほとんどありません。
ただし、大規模なセキュリティインシデントやシステム全体のメンテナンスが発生した場合は、一時的にすべての出金が停止される可能性はあります。
最新情報はMEXCの公式アナウンスページや公式SNSで確認してください。
停止中の銘柄はいつ再開されますか?
再開時期はメンテナンスやアップグレードの内容によって異なり、固定の期間はありません。
公式アナウンスに再開予定が記載される場合もありますが、明示されないケースもあります。
入出金モニタリングページで再開通知を受け取る設定もできるため、定期的にページを確認する手間を省けます。
上場廃止が決まった銘柄は出金できなくなりますか?
上場廃止後も通常30日間は出金できます。
30日以内に出金しない場合は自己責任となります。
ST(特別処理)タグが付いた銘柄は、リスクが高いと判断された場合にタグの付与から3日後に上場廃止の対象です。
上場廃止後の30日間にプロジェクトチームがオンチェーンメンテナンスを停止した場合は、保有分が上場廃止時の価格でUSDTに換算されます。
出金停止中に価格が変動した場合の損失は補償されますか?
メンテナンスによる一時停止中の価格変動に対する補償は、原則として行われません。
暗号資産の価格変動リスクはユーザーが負う前提です。
ただし、異常な価格変動が原因で上場廃止されたケースでは、MEXCが補償プログラムを実施した前例があります。
補償の有無や内容は個別案件ごとにMEXCが判断するため、一律のルールはありません。
まとめ
ここでは、MEXCで出金が停止される原因と対処法について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- 出金停止の原因はメンテナンス・時間制限・リスクコントロール審査の3つに分かれる
- メンテナンスの場合は入出金モニタリングページで状況を確認し、稼働中のネットワークに切り替える
- クレカ購入後の72時間制限やセキュリティ変更後の24時間制限は経過すれば自動で解除される
- リスクコントロールの制限はヘルプセンターから書類を提出して解除申請する
- 上場廃止後も30日間は出金できるが、期限内に対応する
出金が停止される原因はさまざまですが、状態を正しく把握すれば落ち着いて対処できます。
ぜひ記事で紹介した方法を参考に、出金の問題を解消してみてください。

