MEXCから暗号資産を送金しようとしたとき、エラーが表示されたり、申請したのに反映されなかったりして困った経験はないでしょうか。
次のような状況に直面している方も多いはずです。
- 出金画面でエラーメッセージが表示されて申請できない
- 申請は通ったのにステータスが処理中のまま動かない
- ステータスは完了なのに送金先に届いていない
MEXCからの送金トラブルは、アドレスやネットワークの設定ミス、ブロックチェーンの混雑、送金先の処理待ちなど、原因はさまざまです。
症状ごとに正しい対処法を取れば、ほとんどの場合は解決できます。
ここでは、MEXCから送金できないときに起きている状態を3つに分類し、それぞれの対処法を解説します。
送金がうまくいかず困っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
MEXCから送金できないときに起きている3つの状態
MEXCからの送金トラブルは、以下の3つの状態に分けられます。
- 出金申請の画面でエラーが表示される
- 申請後もステータスが処理中から進まない
- ステータスが完了でも着金していない
状態によって原因と対処法が異なるため、まずは自分がどの段階で止まっているかを確認してください。
出金申請の画面でエラーが表示される
出金画面で情報を入力して申請ボタンを押した際に、エラーメッセージが表示されて申請自体が完了しない状態です。
MEXCの出金画面で表示されるエラーメッセージには、主に以下のものがあります。
| エラーメッセージ | 原因 |
|---|---|
| 出金アドレスがルールに準拠していません | 入力したアドレスの形式が選択したネットワークと一致していない |
| アドレスとネットワークが一致しません | 同上 |
| ネットワークが混み合っています | ブロックチェーンネットワークのトランザクション処理が滞っている |
メモ・タグの未入力や、最低出金額を下回る金額を指定した場合もエラーが表示されます。
申請後もステータスが処理中から進まない
出金申請は完了したものの、取引履歴でステータスを確認すると「処理中」のまま変わらない状態です。
通常、MEXCは出金申請から1〜60分以内にトランザクションID(TxID)を生成します。
TxIDが表示されていればMEXC側の処理は完了しており、ブロックチェーン上の承認待ちです。
TxIDがまだ表示されていない場合は、MEXC側で処理が進んでいません。
この2つのどちらに該当するかは、取引履歴のTxID欄を見れば判断できます。
ステータスが完了でも着金していない
MEXCの取引履歴で出金ステータスが「完了」と表示されているにもかかわらず、送金先の取引所やウォレットに資産が反映されていない状態です。
この場合、MEXC側の処理はすべて終わっています。
着金しない原因は、ブロックチェーン上の承認数が送金先の要件に達していないか、送金先プラットフォーム側の処理待ちのどちらかです。
出金申請でエラーが表示されるときの対処法
ここでは、出金画面でエラーメッセージが表示されて申請が完了しない場合の対処法を解説します。
- アドレスとネットワークの組み合わせを揃える
- メモ・タグを入力してから申請する
- 混雑が表示されたら別のネットワークに切り替える
アドレスとネットワークの組み合わせを揃える
「出金アドレスがルールに準拠していません」「アドレスとネットワークが一致しません」と表示される場合は、出金先アドレスと選択したネットワークの形式が一致していない状態です。
ブロックチェーンのネットワークごとにアドレスの形式が決まっており、異なる組み合わせで申請するとエラーになります。
USDTのように複数のネットワークに対応している通貨は間違いやすいため、送金先の取引所やウォレットで対応ネットワークを確認し、MEXCの出金画面でも同じネットワークを選択してください。
国内取引所はネットワークの選択肢が限られていることが多いため、送金前に送金先側の対応状況を確認しておくと確実です。
メモ・タグを入力してから申請する
XRP・XLM・ATOM・HBAR・EOS・TONなどの通貨は、出金時にアドレスとは別にメモ(宛先タグ)の入力を求められます。
メモを入力しないまま送金すると、資産が送金先で識別されず失われるおそれがあります。
出金先の入金画面にメモが表示されている場合は、手入力せずコピーして貼り付けてください。
送金先にメモが表示されていない場合は、MEXCの出金画面で「メモ/タグなし」にチェックを入れてから申請します。
混雑が表示されたら別のネットワークに切り替える
「ネットワークが混み合っています」と表示される場合は、選択したネットワークのトランザクション処理が滞っています。
MEXCやアドレスの問題ではないため、対処法は2つです。
- 同じ通貨で別の対応ネットワークに切り替えて再申請する
- 時間をおいてから同じネットワークで再試行する
ネットワークを切り替えると手数料が変わる場合があるため、切り替え前に出金画面の手数料欄を確認してください。
送金先が対応していないネットワークを選ぶと着金しないため、切り替え先が送金先で使えるかどうかもあわせてチェックしてください。
ステータスが処理中から進まないときの対処法
ここでは、出金申請は完了したがステータスが処理中のまま変わらない場合の対処法を解説します。
- 取引履歴でトランザクションIDの発行を確認する
- 承認前であれば出金申請をキャンセルする
- 6時間経過してもIDが出ない場合はサポートへ連絡する
取引履歴でトランザクションIDの発行を確認する
まず、出金申請に対してトランザクションID(TxID)が発行されているかを確認してください。
TxIDの有無で、止まっている箇所がMEXC側かブロックチェーン側かを判断できます。
確認手順は以下のとおりです。
| 環境 | 確認手順 |
|---|---|
| ウェブ | ウォレット→資金調達履歴→出金 |
| アプリ | 画面左上の人型アイコン→取引履歴→入金/出金→出金 |
TxIDが表示されていれば、MEXC側の処理は完了しています。
あとはブロックチェーン上の承認を待つ段階です。
TxIDが表示されていない場合は、MEXC側でまだ処理が進んでいません。
この場合は出金申請のキャンセルやサポートへの連絡で対処します。
承認前であれば出金申請をキャンセルする
メール・SMSによる出金確認をまだ承認していない段階であれば、出金申請をキャンセルできます。
取引履歴の出金一覧から該当の申請を開き、キャンセルを実行してください。
キャンセル後、アドレスやネットワークの入力内容を見直してから再申請します。
メール・SMSの承認を済ませた場合は、システムが自動的に出金処理を開始するため、キャンセルはできません。
6時間経過してもIDが出ない場合はサポートへ連絡する
TxIDが未発行のまま6時間以上経過している場合は、MEXC側の処理に問題が起きている可能性があります。
MEXCのオンラインカスタマーサービスに連絡してください。
問い合わせの際は、出金申請画面のスクリーンショットを添付すると対応がスムーズです。
着金しないときの対処法
ここでは、MEXCの出金ステータスが完了になっているのに送金先へ着金しない場合の対処法を解説します。
- TxIDでブロックチェーン上の承認状況を確認する
- 送金先の必要承認数を満たすまで待つ
- TxIDを添えて送金先のサポートへ問い合わせる
TxIDでブロックチェーン上の承認状況を確認する
MEXCの取引履歴に表示されたトランザクションID(TxID)を使えば、送金がブロックチェーン上でどこまで進んでいるかを確認できます。
TxIDをコピーし、利用したネットワークに対応するブロックチェーンエクスプローラーで検索してください。
検索結果に承認数(Confirmations)が表示されます。
承認数が増え続けていれば送金は正常に処理されており、MEXC側の問題ではありません。
送金先の必要承認数を満たすまで待つ
取引所やウォレットごとに、入金を反映するために必要な承認数が設定されています。
ブロックチェーン上の承認数がこの要件に達するまでは、送金先の残高には反映されません。
承認にかかる時間はネットワークの混雑状況に左右されます。
BTCネットワークの場合は一般的に3〜6承認が求められ、混雑時には30分〜1時間以上かかることもあります。
XRPやXLMのように承認が速いネットワークでも、送金先の取引所が独自に承認数を多く設定しているケースがあるため、送金先の入金ガイドで必要承認数を確認してください。
TxIDを添えて送金先のサポートへ問い合わせる
ブロックチェーン上の承認が完了しているのに着金しない場合は、送金先のプラットフォーム側で処理が滞っています。
MEXCの取引履歴からTxIDをコピーし、送金先のカスタマーサポートに連絡してください。
TxIDがあれば、送金先の担当者がブロックチェーン上の記録を照合してトラブルの原因を特定できます。
MEXC側の出金処理はステータスが完了した時点で終わっているため、MEXCサポートに問い合わせても対応できません。
MEXCから送金できないときに関するQ&A
MEXCからの送金トラブルに関する、よくある質問と回答を紹介します。
- 誤ったアドレスに送金した資産は取り戻せますか?
- 送金先が対応していないネットワークを選ぶとどうなりますか?
- MEXCユーザー同士の内部送金でもエラーは起きますか?
- アカウント側の制限で送金できない場合はどうすればよいですか?
- 送金先から差し戻された資産はどうすればよいですか?
誤ったアドレスに送金した資産は取り戻せますか?
出金確認の承認前であればキャンセルできます。
取引履歴の出金一覧から該当の申請を開き、キャンセルを実行してください。
承認済みの場合は送金を停止できません。
ブロックチェーンアドレスは匿名性が高く受取人を特定できないため、回収は困難です。
対象アドレスの所有者に他の手段で連絡を取り、返却を依頼するしかありません。
送金先が対応していないネットワークを選ぶとどうなりますか?
資産はブロックチェーン上には送られますが、送金先で認識されず残高に反映されません。
MEXCのヘルプセンターにある入金返却申請から返還を依頼できる場合があります。(参考:MEXC トラブルシューティングガイド)
ただし対応には時間がかかるため、送金前にネットワークの一致を確認するのが最も確実です。
MEXCユーザー同士の内部送金でもエラーは起きますか?
相手のアカウント情報を間違えるとエラーになります。
内部送金はブロックチェーンを経由しないMEXCサイト内の送金で、メールアドレス・電話番号・MEXC UIDで送金先を指定します。
ブロックチェーンを経由しないため、ネットワーク手数料は無料で、資産が失われるリスクもオンチェーン出金より低いです。
アカウント側の制限で送金できない場合はどうすればよいですか?
KYCの出金限度額や二段階認証の未設定、セキュリティ設定変更後の出金制限などが原因です。
代表的な原因と対処法は以下のとおりです。
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| KYCレベルによる出金限度額の超過 | KYCレベルを上げるか出金額を引き下げる |
| 二段階認証の未設定 | Google AuthenticatorまたはSMS認証を設定する |
| セキュリティ設定変更後の24時間出金制限 | 制限解除まで待つ |
| アカウント凍結・リスクコントロール審査 | MEXCサポートへ問い合わせる |
送金先から差し戻された資産はどうすればよいですか?
送金先のプラットフォームから差し戻された資産は、MEXCウォレットに返金されていても自動では反映されません。
資産をアカウントに戻すには、手動での申請が欠かせません。
ウェブの場合は、MEXCのヘルプセンターから入金返却申請を開き、「MEXCから別のプラットフォームへの出金が差し戻しされました」を選択してフォームに入力してください。(参考:MEXC 出金関連のよくある問題とその解決方法)
アプリの場合は、「その他」→「ヘルプセンター」→「入金返却申請」から同じ手続きを行えます。
審査は通常1〜2営業日で完了します。
まとめ
ここでは、MEXCから送金できないときの対処法について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- MEXCからの送金トラブルは「エラー表示」「処理中のまま」「完了済みなのに未着金」の3つに分かれる
- アドレスとネットワークの不一致やメモの未入力は出金画面でエラーになる
- TxIDの有無でMEXC側とブロックチェーン側のどちらで止まっているか判断できる
- ステータスが完了でも着金しない場合はTxIDを添えて送金先に問い合わせる
- 差し戻された資産はMEXCの入金返却申請で手動回復する
送金トラブルは原因の特定さえできれば、自力で解決できるケースがほとんどです。
ぜひ記事で紹介した手順を試して、送金を完了させてみてください。

