Coincheck(コインチェック)は、スマホアプリから手軽に口座を開設できる国内の暗号資産取引所です。
しかし、初めて暗号資産の口座を開設する場合、次のような不安を感じる方も多いでしょう。
- どの本人確認書類を準備すればよいかわからない
- 審査にどのくらい時間がかかるか見当がつかない
- 撮影や入力のミスで審査に落ちないか心配
Coincheckの個人口座はアプリから申し込みでき、開設費用はかかりません。
ここでは、書類の準備から審査完了後の設定まで、つまずきやすいポイントを押さえながら手順を解説します。
Coincheckで暗号資産取引を始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設前に用意するもの
ここでは、Coincheckの口座開設に必要な準備物について、以下の順で解説します。
- 登録用のメールアドレスを用意する
- SMSを受信できる電話番号を用意する
- マイナンバーカードなどの本人確認書類を用意する
登録用のメールアドレスを用意する
Coincheckのアカウント作成には、まだCoincheckに登録していないメールアドレスが必要です。
登録後に確認メールが届くため、送受信できる状態のアドレスを使います。
フリーメール(Gmail、Yahoo!メールなど)でも問題ありません。
キャリアメールは迷惑メールフィルターで確認メールが届かない場合があるため、受信設定を事前に確認しておくと安心です。
SMSを受信できる電話番号を用意する
本人確認の過程でSMS認証を行うため、SMSを受信できる電話番号が必要です。
認証時に6桁のコードがSMSで届き、それをアプリ上で入力します。
固定電話やSMS非対応の番号では認証を完了できないため、スマートフォンの電話番号を用意してください。
マイナンバーカードなどの本人確認書類を用意する
Coincheckの個人口座では、以下のいずれか1点を本人確認書類として使えます。
| 書類 | 提出面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 運転免許証 | 表面・裏面 | ― |
| 運転経歴証明書 | 表面・裏面 | 2012年4月1日以降交付のものに限る |
| マイナンバーカード | 表面のみ | 裏面はアップロード不可。通知カード(写真なし)は利用不可 |
| パスポート | 顔写真ページ・住所記載ページ | 日本国政府発行のみ。2020年2月4日以降発行の新型は「写真で本人確認」で利用不可 |
| 在留カード(外国籍) | 表面・裏面 | ― |
| 特別永住者証明書(外国籍) | 表面・裏面 | ― |
本人確認の方式は「かざして本人確認」と「写真で本人確認」の2種類です。
マイナンバーカードの有無や暗証番号の記憶状況に応じて、利用できる方式が異なります。
どちらもオンラインで手続きが完結し、郵送は不要です。
なお、特定在留カードおよび特定特別永住者証明書は現在受け付けを停止しています。
該当する方は通常の在留カードまたは特別永住者証明書を用意してください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設手順
ここでは、Coincheckの口座をアプリから開設する手順を、以下の順で解説します。
- アプリをダウンロードしてアカウントを登録する
- 各種重要事項を確認して同意する
- 電話番号を登録してSMS認証を済ませる
- 国籍とマイナンバーカードの有無から提出書類を選ぶ
- 本人確認書類を提出して審査結果を待つ
アプリをダウンロードしてアカウントを登録する
まず、App StoreまたはGoogle PlayからCoincheckアプリをダウンロードします。
アプリを開いたら、登録するメールアドレスを入力して「次へ」をタップしてください。
続けてパスワードを設定し、「登録」をタップします。
パスワードは半角アルファベット・数字・記号の組み合わせです。
登録が完了すると確認メールが届きます。
メール本文に記載されたURLをタップすれば、アカウント作成は完了です。
メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダを確認してください。
各種重要事項を確認して同意する
アカウント作成後、アプリ上に「かんたん3ステップで始めよう」という画面が表示されます。
「はじめる」をタップして本人確認の手続きに進みます。
次に本人確認申請の受付条件が表示されるため、内容を確認して「次へ」をタップしてください。
その後、各種重要事項の一覧が表示されます。
利用規約やプライバシーポリシーなどの内容を確認し、「同意する」をタップすれば完了です。
電話番号を登録してSMS認証を済ませる
重要事項への同意が済むと、電話番号の入力画面に進みます。
電話番号を入力し「次へ」をタップすると、確認のダイアログが表示されます。
番号に誤りがないか確認したうえで「送信」をタップしてください。
SMSで届いた6桁の認証コードをアプリに入力し、「認証する」をタップすれば認証は完了です。
コードが届かない場合は、電話番号の入力ミスやSMSの受信拒否設定を確認してみてください。
国籍とマイナンバーカードの有無から提出書類を選ぶ
SMS認証のあと、国籍の選択画面が表示されます。
自身の国籍を選んで「次へ」をタップしてください。
日本国籍の場合、マイナンバーカードの有無と暗証番号の記憶状況に応じて本人確認の方式が決まります。
| 条件 | 本人確認の方式 |
|---|---|
| マイナンバーカードあり+暗証番号を覚えている | かざして本人確認(NFC読み取り) |
| マイナンバーカードあり+暗証番号を忘れた | 写真で本人確認(書類と顔の撮影) |
| マイナンバーカードなし | 写真で本人確認(運転免許証・パスポート等を撮影) |
外国籍の場合は在留カードまたは特別永住者証明書を使い、「写真で本人確認」で手続きを行います。
本人確認書類を提出して審査結果を待つ
提出方式を選んだあと、氏名・住所・生年月日などの基本情報を入力します。
本人確認書類の記載と一致するよう、省略せずに正確に入力してください。
「かざして本人確認」の場合は、スマホにマイナンバーカードをかざしてNFCで読み取り、暗証番号を入力します。
「写真で本人確認」の場合は、画面の指示に従って書類の表面・裏面、そして顔の撮影を行います。
書類の文字と顔がはっきり読み取れるよう、明るい場所で撮影してください。
提出が完了すると審査に入ります。
審査結果はメールで届き、承認・非承認を問わず通知されます。
混雑状況にもよりますが、早ければ数日程度が目安です。
Coincheckの口座開設でつまずきやすいポイント
ここでは、口座開設の審査や申し込みで失敗しやすい点について、以下の順で解説します。
- 18歳未満と75歳以上は申し込みを受け付けていない
- 日本国外に居住していると開設できない
- 登録情報と本人確認書類の記載が一致しないと審査に通らない
- 書類の撮影が不鮮明だと再提出になる
- 特定在留カードは本人確認書類として使えない
18歳未満と75歳以上は申し込みを受け付けていない
Coincheckの個人口座は、申し込み時点で18歳以上74歳以下の方が対象です。
18歳未満または75歳以上の場合、アプリ上で申し込みを進めても受け付けされません。
年齢条件はCoincheckに限らず、多くの国内暗号資産取引所で設けられています。
申し込み前に自身が対象年齢に該当するか確認してください。
日本国外に居住していると開設できない
Coincheckの個人口座は、日本国内に居住している方のみ開設できます。
海外に住んでいる場合は、日本国籍であっても申し込みの対象外です。
一時的な海外滞在ではなく、住民票の登録先が国外にある状態が該当します。
帰国後に日本国内の住所で本人確認書類を用意できれば、申し込めるようになります。
登録情報と本人確認書類の記載が一致しないと審査に通らない
アプリで入力した氏名・住所・生年月日が本人確認書類の記載と一致しない場合、審査が遅れたり再申請を求められたりします。
よくあるミスとして、引っ越し後に旧住所のまま登録してしまうケースがあります。
住所変更や氏名変更があった場合は、現住所・現氏名が記載された書類を事前に用意してください。
書類に現住所が記載されていない場合は、公共料金の領収書や住民票などの補完書類と組み合わせて提出できます。
書類の撮影が不鮮明だと再提出になる
「写真で本人確認」では、書類や顔の撮影に不備があると再提出を求められます。
審査に通らない主な原因は以下のとおりです。
- 書類が暗く文字を読み取れない
- ピントが合わず顔写真がぼやけている
- 四隅がフレームからはみ出している
- 指や影が書類にかかっている
撮影は明るい場所で、書類を平らな面に置いて行うと失敗を防げます。
一定回数の撮影エラーが続くと「ハガキによる本人確認」への切り替えを案内される場合があります。
この方式では簡易書留の受け取りが必要で、開設完了まで2営業日前後の日数が追加される点に注意してください。
特定在留カードは本人確認書類として使えない
特定在留カードおよび特定特別永住者証明書は、Coincheckの本人確認書類として現在受け付けを停止しています。
「かざして本人確認」「写真で本人確認」のどちらの方式でも利用できません。
該当する方は、通常の在留カードまたは特別永住者証明書を本人確認書類として用意してください。
手元にない場合は、出入国在留管理庁で在留カードの切り替え手続きを行ってください。
Coincheckの口座開設後にやるべきこと
ここでは、口座開設の審査が完了したあとに済ませる設定について、以下の順で解説します。
- 税務上の届出を完了する
- 認証アプリで2段階認証を設定する
- パスキーを登録する
税務上の届出を完了する
2026年1月以降にCoincheckで口座を開設した場合、CARF(暗号資産報告枠組み)に基づく税務上の届出が必須です。
CARFはOECD(経済協力開発機構)が策定した国際基準で、暗号資産取引の情報を各国の税務当局間で共有する仕組みです。
この届出を完了しないとサービスを利用できません。
手続きはアプリまたはWebから行います。
税務上の居住地国を選択し、届出内容への同意を行えば完了です。
日本国内のみに居住している場合も「居住地国:日本」として届出が必要です。
届出の詳細はCoincheck公式の案内ページで確認できます。(参考:CARFに関するご案内)
認証アプリで2段階認証を設定する
2段階認証は、パスワードに加えて認証アプリのコードを入力するセキュリティ機能です。
Coincheckも設定を案内しており、不正アクセスのリスクを大幅に軽減できます。
設定にはGoogle Authenticatorなどの認証アプリを使います。
Coincheckアプリのセキュリティ設定画面から2段階認証を選び、表示されたQRコードを認証アプリで読み取れば設定は完了です。
設定時に表示されるセットアップキーは、スクリーンショットやメモで必ず保管してください。
スマホの機種変更や故障で認証アプリのデータが失われた場合、このキーがないと復旧できません。
パスキーを登録する
パスキーは、スマホやPCに保存される認証情報を使ってログインする仕組みです。
Face IDや指紋認証などの生体認証でログインできるようになり、毎回パスワードを入力する手間が省けます。
設定はCoincheckアプリのセキュリティ設定画面から行います。
生体情報は端末内でのみ使用され、Coincheckに送信・保存されることはありません。
パスキーを登録しても、2段階認証の設定は削除しないでください。
各種設定の変更時に認証アプリのコードが求められる場合があります。
コインチェックの口座開設に関するQ&A
コインチェックの口座開設に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- コインチェックの口座開設に費用はかかりますか?
- 口座開設にはどのくらいの時間がかかりますか?
- マイナンバーカードがなくても口座を開設できますか?
- パソコンだけで口座開設を完了できますか?
- 口座を使わなくなったら解約できますか?
コインチェックの口座開設に費用はかかりますか?
口座開設に費用はかかりません。
口座の維持費も発生しないため、開設後にすぐ取引しなくてもコストは生じません。
暗号資産の売買や日本円の入出金を行う際には、別途手数料がかかります。
銀行振込による入金は振込手数料のみで、Coincheck側の入金手数料は無料です。
日本円の出金には1回あたり407円の手数料が発生します。
口座開設にはどのくらいの時間がかかりますか?
早ければ数日程度で口座開設が完了します。
アプリでの申し込み操作は数分で終わりますが、審査完了までの時間は混雑状況によって変わります。
申し込みが集中する時期は通常より長引く場合もあるため、余裕を持って申し込んでください。
審査完了後はCARFの届出も済ませると、届出の確認が取れた時点でサービスを利用できるようになります。
マイナンバーカードがなくても口座を開設できますか?
マイナンバーカードがなくても口座を開設できます。
運転免許証・運転経歴証明書・パスポート(日本国政府発行)のいずれか1点があれば、「写真で本人確認」で手続きを進められます。
外国籍の方は在留カードまたは特別永住者証明書を使えます。
ただし「かざして本人確認」はマイナンバーカード専用の方式です。
撮影の手間を省きたい場合は、マイナンバーカードを用意しておくと手続きがスムーズになります。
パソコンだけで口座開設を完了できますか?
会員登録はパソコンのブラウザから行えますが、本人確認の手続きにはスマホアプリが必要です。
「かざして本人確認」「写真で本人確認」のどちらもアプリ上で操作します。
スマホを使わずに完結する方法として「ハガキによる本人確認」がありますが、簡易書留の受け取りが必要で、開設完了まで2営業日前後の日数が追加されます。
スマホアプリを使った本人確認のほうが早く完了するため、可能であればアプリからの手続きがおすすめです。
口座を使わなくなったら解約できますか?
Coincheckの口座は、Web版またはアプリの「基本設定の変更」から退会申請を行えます。
申請の翌営業日に退会が完了です。
退会する前に、以下の準備を済ませてください。
- 保有している暗号資産をすべて売却し、日本円も全額出金して口座の残高をゼロにする
- 確定申告に必要な取引履歴をCSVで取得する
- Coincheckつみたてや貸暗号資産を利用している場合は停止・返却を完了する
退会が完了するとログインできなくなるため、すべての準備を済ませてから申請してください。
まとめ
本記事では、Coincheck(コインチェック)の口座開設方法について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- Coincheckの個人口座はアプリから開設でき、費用はかからない
- 本人確認書類は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等のいずれか1点を用意する
- マイナンバーカードと暗証番号があれば「かざして本人確認」で撮影なしの手続きが可能
- 登録情報と書類の記載が一致しないと審査に通らないため、現住所・現氏名の書類を準備する
- 審査完了後はCARFの届出・2段階認証・パスキーの3つを済ませる
Coincheckはアプリの操作がシンプルで、暗号資産取引を始める入口として利用しやすい取引所です。
ぜひ本人確認書類を手元に用意して、口座開設の手続きを進めてみてください。

