クリプタクトは暗号資産の損益計算を自動化できるツールで、確定申告の時期に多くのユーザーに利用されています。
しかし、次のような疑問を持っている方も多いでしょう。
- クリプタクトの料金プランにはどんな種類があるのか
- 無料プランと有料プランで何が違うのか
- 自分の取引量に合ったプランはどれか
クリプタクトには年額0円のFreeプランから年額77,000円のPro Unlimitedプランまで4種類のプランがあり、年間取引件数や必要な機能に応じて選べます。
ここでは、各プランの料金と機能の違い、プランの選び方、契約前に知っておきたい注意点を解説します。
クリプタクトの導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
クリプタクトの料金プラン4種類
クリプタクトには、取引件数と機能が異なる4種類の料金プランがあります。
- Freeプラン|年額0円で損益の計算結果は50件まで
- Basicプラン|年額6,600円で年間取引件数は300件まで
- Primeプラン|年額22,000円で年間取引件数は2,000件まで
- Proプラン|年額38,500円からで年間取引件数は10,000件以上
以下は、各プランの料金と主な違いをまとめた表です。
| 項目 | Free | Basic | Prime | Pro以上 |
|---|---|---|---|---|
| 年額(税込) | 0円 | 6,600円 | 22,000円 | 38,500円~ |
| 月換算 | 0円 | 550円 | 1,833円 | 3,208円~ |
| 年間取引件数の上限 | 100,000件(※) | 300件 | 2,000件 | 10,000件~無制限 |
| データ保持 | × | ○ | ○ | ○ |
| メールサポート | × | ○ | ○ | ○ |
| 取引履歴一覧ダウンロード | × | ○ | ○ | ○ |
| 自動更新割引 | × | × | ○ | ○ |
| 1回のファイル容量 | 50MB | 50MB | 200MB | 200MB |
| 法人評価損益対応 | × | × | × | ○ |
(※)Freeプランは50件を超えると損益の計算結果が表示されません。
Freeプラン|年額0円で損益の計算結果は50件まで
Freeプランは、クレジットカードの登録なしで利用を始められるプランです。
メールアドレスを登録するだけで、国内外の取引所の自動対応やDeFi・NFTの自動識別など基本的な機能を使えます。
2026年8月時点で33,661種類の暗号資産に対応しており、AI連携(MCP・CLI)も含まれます。
まずは自分の取引件数を把握したい方や、操作感を試したい方に向いているプランです。
Basicプラン|年額6,600円で年間取引件数は300件まで
Basicプランは、有料プランの中で最も手頃な価格帯です。
Freeプランの全機能に加えて、データ保持・専門スタッフによるメールサポート・取引履歴一覧のダウンロードが使えるようになります。
2024年9月のプラン改定で年額8,800円から6,600円に引き下げられました。
Primeプラン|年額22,000円で年間取引件数は2,000件まで
Primeプランは、公式サイト上でおすすめとして表示されているプランです。
Basicプランの全機能に加えて、自動更新割引と1回あたり200MBまでのファイルアップロードが含まれます。
複数の取引所を使い分けている方や、DeFi取引で件数が増えやすい方に適したプランです。
Proプラン|年額38,500円からで年間取引件数は10,000件以上
Proプランは、年間取引件数に応じて3つのグレードに分かれています。
| グレード | 年額(税込) | 年間取引件数の上限 |
|---|---|---|
| Pro | 38,500円 | 10,000件 |
| Pro+ | 55,000円 | 50,000件 |
| Pro Unlimited | 77,000円 | 無制限 |
Primeプランの全機能に加えて、法人会計期末月の設定と法人評価損益への対応が含まれます。
法人で暗号資産を扱う場合や、個人でも年間の取引件数が2,000件を超える場合はこのプランが対象です。
なお、Pro Unlimitedの年間取引件数には一定の条件があるため、契約前に公式サイトで詳細を確認してください。
クリプタクトを無料で使うときの制限
Freeプランは基本的な機能を無料で使えますが、有料プランと比べていくつかの制限があります。
- 51件目以降の損益の計算結果を確認できない
- 取引履歴データを契約なしで保持できない
- 専門スタッフのメールサポートを受けられない
- 50MBを超えるファイルをアップロードできない
51件目以降の損益の計算結果を確認できない
Freeプランでは、年間の取引件数が50件を超えると損益の計算結果が表示されません。
取引データの取り込み自体は上限が大きいため、データを登録する段階ではエラーにはならない点に注意が必要です。
ポートフォリオ管理や損益シミュレーション、計算方法(総平均法・移動平均法・FIFO・LIFO・HIFO)の設定はFreeプランでも利用できます。
取引履歴データを契約なしで保持できない
Freeプランには、取引履歴データを保持する機能が含まれていません。
有料プランの有効期限が切れたあとにFreeプランへ戻った場合も、一定期間が経過するとデータが削除されます。
取引履歴一覧のダウンロード機能もBasic以上のプランに限られるため、Freeプランのままでは取り込んだ履歴を手元に残す手段がありません。
過去の取引データを保管しておきたい方は、有料プランへの加入を検討してください。
専門スタッフのメールサポートを受けられない
専門スタッフによるメールサポートやプラン選択サポートは、Basic以上のプランに含まれる機能です。
Freeプランでは、操作方法や計算内容に関する個別の問い合わせに対応してもらえません。
ただし、新規リクエスト・契約やアカウントに関する問い合わせ・料金プランの相談・機能に関するフィードバックについては、Freeプランでも送れます。
アシスタント機能やウィザード機能も全プランで利用できるため、基本的な操作はツール内のガイドで対応できます。
50MBを超えるファイルをアップロードできない
Freeプランで1回にアップロードできるファイル容量は50MBまでです。
この制限はBasicプランでも同じで、Prime以上のプランでは200MBまで対応しています。
取引所からダウンロードした履歴ファイルが50MBを超える場合は、ファイルを分割してアップロードしてください。
複数の取引所を利用していてファイル数が多い方は、Prime以上のプランを選ぶと作業の手間を減らせます。
クリプタクトの料金プランの選び方
料金プランを選ぶときは、取引件数だけでなく利用目的や契約期間も判断基準になります。
- 契約前にFreeプランで年間取引件数を確認する
- 過去年度分は取引件数が最も多い年に合わせて選ぶ
- 長期利用なら自動更新割引のあるPrime以上を選ぶ
- 法人の損益計算にはProプラン以上を選ぶ
契約前にFreeプランで年間取引件数を確認する
有料プランに申し込む前に、まずFreeプランで取引データを取り込み、自分の年間取引件数を確認するのがおすすめです。
Freeプランでもデータを取り込んで件数を把握できるため、費用はかかりません。
取り込んだあとは、画面上で年度ごとの集約前の取引件数を確認できます。
料金プランの判定に使われるのは集約前の件数です。
画面上の集約後の件数と異なる場合があるため、プランを決める際は集約前の数字を基準にしてください。
過去年度分は取引件数が最も多い年に合わせて選ぶ
クリプタクトでは、年度ごとに料金が発生する仕組みではありません。
年間契約中であれば、1回の支払いで過年度分も含めて損益を計算できます。
プランの判断基準になるのは、アップロードした全年度のうち取引件数(集約前)が最も多い年度です。
たとえば2023年が200件、2024年が500件の場合は、500件を基準にPrimeプラン(上限2,000件)を選ぶ形になります。
初期設定では暦年(1月1日〜12月31日)で集計されます。
長期利用なら自動更新割引のあるPrime以上を選ぶ
自動更新割引は、Prime以上のプランに付帯する機能です。
FreeプランやBasicプランには含まれていません。
暗号資産の確定申告は毎年発生するため、継続利用を前提にする場合はPrime以上を選ぶと翌年以降のコストを抑えられます。
年額22,000円のPrimeプランが自動更新割引の対象になる最も手頃なプランです。
法人の損益計算にはProプラン以上を選ぶ
法人で暗号資産の損益を管理する場合は、Proプラン以上の契約が必要です。
法人評価損益対応と法人会計期末月の設定は、Proプラン以上にのみ含まれる機能です。
法人評価損益対応では、年度末時点で保有している暗号資産の評価損益を表示できます。
会計期末月の設定を変更すれば、暦年ではなく法人の事業年度に合わせた集計にも対応しています。
個人の場合は暦年で固定されるため、この機能は対象外です。
クリプタクトの料金を支払う前に知っておきたい注意点
有料プランを契約する前に、課金の仕組みやデータ管理に関する注意点を確認しておきましょう。
- 年間取引件数は集約前の件数でカウントされる
- 更新を止めるには自動更新の解除手続きが必要
- 有効期限から30日経過すると取引履歴データが削除される
- 解約後にデータだけを残せるプランがある
年間取引件数は集約前の件数でカウントされる
クリプタクトでは、1分以内の同一銘柄・同一取引種類・同一サイドの取引を1件にまとめて画面に表示する集約機能があります。
しかし、料金プランの年間取引件数は集約前の件数でカウントされるため、画面上の数字よりも実際の件数が多くなる場合があります。
集約前の件数は、サマリー内の「年別」画面で年度ごとに確認してください。
集約後の件数だけを見てプランを選ぶと、上限を超えてアップグレードを求められるケースもあるため注意が必要です。
更新を止めるには自動更新の解除手続きが必要
有料プランは1年ごとに自動で更新されます。
更新を止めたい場合は、プラン詳細とお支払いページから自動更新を解除(Freeプランへのダウングレード)してください。
解除の手続きをしても、契約した1年間の有効期限まではそのまま利用できます。
手続きを忘れると翌年分の料金が自動的に決済されるため、早めに設定を変更してください。
公式サイトには決済後の返金には対応していない旨が記載されています。
有効期限から30日経過すると取引履歴データが削除される
有料プランの有効期限が切れてから30日が経過すると、取引履歴データは完全に削除されます。
一度削除されたデータは復元できません。
データを残しておきたい場合は、期限が切れる前にBasic以上の有料プランを継続するか、データ保持プランに加入する必要があります。
解約を検討している方は、有効期限の残り日数を確認したうえで手続きを進めてください。
解約後にデータだけを残せるプランがある
有料プランを解約したあとも、取引履歴データだけを保管しておきたい場合はデータ保持プランを利用できます。
年額3,960円(税込)・月換算330円で、損益計算の機能は含まずデータの保持に特化したプランです。
有料プランの有効期限後30日以内の場合を除き、Freeプランを利用中の方は購入できません。
Basic以上の有料プランを利用中の方は、プラン詳細とお支払いページの「プランを変更する」から加入できます。
クリプタクトの料金に関するQ&A
クリプタクトの料金に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- 契約期間の途中でプランを変更できますか?
- 年間取引件数が上限を超えるとどうなりますか?
- 料金の支払い方法には何がありますか?
- 税理士がクライアントの計算に使う場合も同じ料金ですか?
契約期間の途中でプランを変更できますか?
アップグレードはいつでもできます。
既存プランの残契約日数分を差し引いた差額を支払う形になるため、全額を再度支払う必要はありません。
ダウングレードは次回更新時に反映されます。
解約した場合でも、契約した1年間の有効期限までは引き続き利用できます。
年間取引件数が上限を超えるとどうなりますか?
加入プランの年間取引件数を超えると、画面上にアップグレードの案内が表示されます。
直近の年度が上限内であっても、過去にアップロードした年度のいずれかが上限を超えていれば案内の対象です。
上限内にもかかわらず案内が表示される場合は、サマリーの「年別」画面で集約前の取引件数を確認してください。
件数に問題がなければ、画面のスクリーンショットとあわせてカスタマーサポートに問い合わせることで対応してもらえます。
料金の支払い方法には何がありますか?
クレジットカードと銀行振込に対応しています。
表示料金はすべて税込です。
無料アカウントの登録時にクレジットカードの入力は不要で、メールアドレスだけで始められます。
税理士がクライアントの計算に使う場合も同じ料金ですか?
税理士・会計士向けには専用の税理士プランが用意されており、個人向けプランとは料金体系が異なります。
税理士プランは年額55,000円(税込)・月換算4,583円で、顧客ごとに12か月間有効です。
年間取引件数は無制限で、法人評価損益対応・メールサポート・データ保持・高度な帳簿設定が含まれます。
利用するには税理士向けアカウントへの登録が必要です。(参考:クリプタクト 税理士向けプラン)
まとめ
ここでは、クリプタクトの料金プランについて解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- クリプタクトにはFree・Basic・Prime・Proの4種類の料金プランがある
- Freeプランは年額0円だが、損益の計算結果が表示されるのは50件まで
- 料金プランの年間取引件数は集約前の件数でカウントされる
- 契約前にFreeプランで自分の取引件数を確認してからプランを選べる
- 有効期限から30日経過すると取引履歴データが完全に削除される
クリプタクトは無料で取引データを取り込み、自分に合ったプランを確認したうえで契約できる仕組みになっています。
ぜひFreeプランで取引件数を把握してから、最適なプランを選んでみてください。

