コインチェックは国内でも利用者の多い暗号資産取引所で、500円から暗号資産(仮想通貨)を購入できます。 しかし、次のような疑問を持っている方も多いでしょう。
- 販売所と取引所の違いがわからない
- 購入画面の操作手順を知りたい
- 手数料がどのくらいかかるのか気になる
コインチェックでは販売所と取引所の2つの方法で暗号資産を購入でき、それぞれ操作の流れやコストが異なります。 ここでは、販売所と取引所の違いや具体的な購入手順、手数料、購入前に知っておきたい注意点を解説します。 コインチェックで暗号資産の取引を始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
コインチェックで暗号資産を買う主な方法
コインチェックで暗号資産を購入するには、販売所と取引所の2つの方法があります。
- 販売所|コインチェックから直接購入する
- 取引所|利用者同士で注文を出し合う
どちらも同じコインチェックのサービスですが、取引の仕組みが異なります。 それぞれの特徴を確認していきましょう。
販売所|コインチェックから直接購入する
販売所は、コインチェックが提示する価格で暗号資産を売買する方法です。
取引の相手はコインチェック自身なので、買いたいときにすぐ購入できる仕組みです。 購入したい銘柄を選び、金額または数量を入力するだけで注文が完了します。 提示された価格ですぐに取引が成立するため、初めて暗号資産を買う方でも迷いにくいでしょう。
取引所|利用者同士で注文を出し合う
取引所は、利用者同士が価格と数量を指定して売買する方法です。
買いたい人と売りたい人の注文が板(いた)と呼ばれる一覧に並び、条件が合った注文同士でマッチングされます。 自分が指定した価格に合う売り注文があれば取引が成立し、なければ約定するまで待つ流れです。 指値注文のほかに成行注文や逆指値注文にも対応しており、場面に応じて注文方法を使い分けられます。
販売所と取引所を比べるときのポイント
コインチェックの販売所と取引所は、コストや注文方法などに違いがあります。
- 取引コスト|取引所のほうが割安になりやすい
- 注文方法|取引所は価格を指定して買える
- 最低注文額|取引所は通貨ペアごとに下限が異なる
- 取扱銘柄数|販売所のほうが多い
- 対応端末|取引所はブラウザからのみ使える
以下は、販売所と取引所の主な違いをまとめた表です。
| 比較項目 | 販売所 | 取引所 |
|---|---|---|
| 取引コスト | 手数料相当額0.1〜5.0%(一部銘柄は2.0〜6.5%) | 大半の銘柄で0.000%、一部銘柄は有料 |
| 注文方法 | 提示価格に対して金額または数量を入力 | 指値・成行・逆指値から選択 |
| 最低注文額 | 円建て500円相当額(一律) | 通貨ペアごとに異なる |
| 取扱銘柄数 | 34種類 | 27種類 |
| 対応端末 | アプリ・ブラウザの両方 | PC版ブラウザのみ推奨(アプリ非対応) |
※取扱銘柄数は2026年8月時点
取引コスト|取引所のほうが割安になりやすい
同じ銘柄を同じ金額で買う場合、取引所を使ったほうがコストを抑えやすい傾向にあります。
販売所は取引手数料が無料ですが、売買価格に手数料相当額(スプレッド)が含まれています。 手数料相当額はカバー先または取引所の価格に対して0.1〜5.0%の範囲で変動し、一部の銘柄では2.0〜6.5%になる場合もあるため注意が必要です。(参考:Coincheck 手数料)
取引所の取引手数料は、大半の銘柄でMaker・Takerとも0.000%に設定されています。 ただし一部の銘柄ではMaker0.050%/Taker0.100%の手数料が発生するため、購入前に対象銘柄の手数料を確認しておくと安心です。(参考:Coincheck 取引所手数料)
注文方法|取引所は価格を指定して買える
価格を自分で決めたい場合は取引所、手軽に買いたい場合は販売所が向いています。
販売所では、コインチェックが提示するレートに対して金額または数量を入力して注文します。 価格は自動で決まるため、操作の手間が少ない反面、自分で価格を選べません。
取引所では、指値注文で希望価格を指定して注文を出せます。 成行注文を選べば、価格を指定せずに売り注文からすぐ買い付けることもできます。 板の価格をクリックすると注文価格欄に自動入力されるため、相場に沿った価格を手軽に設定しやすいでしょう。
最低注文額|取引所は通貨ペアごとに下限が異なる
少額から始めたい場合は、最小注文額が一律の販売所のほうがわかりやすい仕組みです。
販売所の最小注文数量は、購入・売却とも円建てで500円相当額、BTC建てで0.001BTC相当額で、銘柄にかかわらず共通です。(参考:Coincheck FAQ 販売所の注文ルール)
取引所は通貨ペアごとに最小注文数量と小数点以下の桁数が決められているため、銘柄によっては販売所より高い金額が必要になる場合があります。(参考:Coincheck FAQ 取引所の注文ルール)
取扱銘柄数|販売所のほうが多い
買いたい銘柄が決まっている場合は、取引所で取り扱いがあるかを先に確認するのがおすすめです。
2026年8月時点で、販売所では34種類の暗号資産を売買できます。 取引所の対応銘柄は27種類で、残りは販売所のみでの取り扱いです。 取引所の対応銘柄一覧は、コインチェック公式FAQに掲載されています。(参考:Coincheck FAQ 取引所の取扱暗号資産)
対応端末|取引所はブラウザからのみ使える
取引所を使う場合はPCが必要で、スマートフォンだけでは快適に利用できません。
販売所はアプリとブラウザの両方に対応しているため、外出先でも手軽に売買できます。 取引所の推奨環境はPC版Google Chromeの最新版で、iOS・Androidアプリからは利用できません。 スマートフォンのブラウザからアクセスした場合も、機能や表示に制限がかかることがあります。(参考:Coincheck FAQ 取引所でできること)
販売所で操作に慣れてから、取引所にステップアップする流れもよく取られています。
コインチェックの販売所で暗号資産を買う手順
ここでは、コインチェックの販売所で暗号資産を購入する手順を解説します。
- 日本円を入金する
- 販売所の購入画面を開く
- 銘柄と購入金額を入力する
- 提示レートを確認して購入を確定する
- 購入した資産を残高で確認する
購入には口座開設と本人確認の完了が必要です。 まだ口座を開設していない方は、先に登録を済ませておきましょう。(参考:コインチェックの口座開設方法)
1.日本円を入金する
暗号資産を購入するには、まずコインチェックの口座に日本円を入金します。
入金方法は銀行振込・コンビニ入金・クイック入金の3種類で、それぞれ手数料が異なります。
| 入金方法 | 手数料 |
|---|---|
| 銀行振込 | 無料(振込手数料は利用者負担) |
| コンビニ入金 | 3万円未満:770円、3万円以上30万円以下:1,018円 |
| クイック入金(3万円未満) | 770円 |
| クイック入金(3万円以上50万円未満) | 1,018円 |
| クイック入金(50万円以上) | 入金額×0.11%+495円 |
(参考:Coincheck 手数料)
手数料を抑えたい場合は、銀行振込を選ぶのが基本です。 ネットバンキングを利用すれば、振込手数料も数百円程度に収まります。
2.販売所の購入画面を開く
入金が反映されたら、販売所の画面を開きます。
ブラウザの場合は、左メニューのウォレット内にある販売所をクリックします。 画面右側に銘柄の一覧が表示されるので、購入したい暗号資産を選ぶと中央のチャートが切り替わる仕組みです。 アプリの場合は、画面下部の販売所をタップして銘柄を選びます。
3.銘柄と購入金額を入力する
銘柄を選んだら、チャート下にある購入ボタンから注文画面に進みます。
注文画面で購入金額または数量を入力すると、提示レートに基づく概算が表示されます。 初めて購入する場合は、まず少額で操作の流れを試してみるとよいでしょう。
1度に注文できる数量には上限が設けられており、市況によって変動します。 1日あたりの注文数量に上限はないため、複数回に分けて購入もできます。
4.提示レートを確認して購入を確定する
金額を入力したら、購入を確定する前に提示レートを確認します。
販売所の価格には手数料相当額が含まれているため、表示されている金額がそのまま支払い額です。 相場の急変時や流動性が低下しているときは、通常の範囲を超える手数料相当額を含んだ価格が提示される場合があります。
価格に問題がなければ購入を確定させましょう。 確定後の取り消しはできないため、金額と銘柄をあらためて確認してからボタンを押すのがポイントです。
5.購入した資産を残高で確認する
購入が完了したら、残高に反映されているかを確認します。
ウォレットの総資産画面を開くと、保有している暗号資産の数量と評価額が一覧で表示されます。 約定した価格や数量の詳細は、取引履歴から確認できる仕組みです。
コインチェックの取引所で暗号資産を買う手順
ここでは、コインチェックの取引所で暗号資産を購入する手順を解説します。
- 取引画面で銘柄を選択する
- 取引方法を選択する
- 購入する金額を入力する
- 注文の約定を確認する
取引所の利用はPC版ブラウザが前提です。 日本円の入金手順は販売所と共通のため、すでに入金が済んでいればそのまま進められます。
1.取引画面で銘柄を選択する
コインチェックにブラウザでログインし、左メニューの取引所をクリックします。
取引画面が開くと、初期状態でBTC/JPYが選択された状態です。 ほかの銘柄を購入したい場合は、画面内のプルダウンから対象の通貨ペアを切り替えます。
画面の中央には板と呼ばれる注文の一覧が表示されており、現在どの価格帯に売り注文や買い注文が集まっているかを確認できます。 注文価格を決めるときの参考になるため、注文を出す前に目を通しておきましょう。(参考:Coincheck FAQ 取引所で買い注文を出す方法)
2.取引方法を選択する
取引所では、指値・成行・逆指値の3つの注文方法から選べます。 初めて取引所を使う場合は、指値か成行のどちらかを選ぶのが一般的です。
| 注文方法 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 指値注文 | 自分で価格を指定し、その価格に届いたら約定する | 希望する価格まで待って買いたいとき |
| 成行注文 | 価格を指定せず、現在の売り注文から買い付ける | すぐに購入を済ませたいとき |
| 逆指値注文 | 指定した価格に達すると自動で注文が発動する | 一定の水準まで下がったら買いたいとき |
どの方法を選んでも、注文後に確認画面が表示される流れは共通です。 画面の購入を選択し、使いたい注文方法のタブを開いて次のステップに進みます。
3.購入する金額を入力する
注文方法を選んだら、画面の入力欄に金額や数量を入力します。
指値注文の場合は、注文価格の欄に希望する購入価格(日本円)を入力します。 続けて注文数量の欄に、買いたい数量を指定する流れです。 板に並んでいる価格をクリックすると注文価格欄に自動入力されるため、手打ちの手間を省けます。 数量は自動入力されないため、手入力が必要です。
成行注文の場合は、注文数量の欄に購入に充てたい日本円の金額を入力します。 入力した金額を上限として、そのとき売りに出ている注文から買い付ける仕組みです。
どちらの場合も、入力が終わると概算の日本円金額が表示されます。 桁間違いがないかを確認したら注文するをクリックし、確認画面で再度注文するをクリックして確定させます。(参考:Coincheck FAQ 取引所で買い注文を出す方法)
4.注文の約定を確認する
注文を出したあとは、注文履歴で約定の状況を確認します。
成行注文はすぐに約定するケースがほとんどですが、取引量の少ない銘柄では一部だけ約定する場合もあります。 指値注文は条件に合う売り注文が出るまで待つ形で、約定前の注文は取り消しも可能です。
相場が動いて条件が合わなくなった場合は、一度取り消して価格を見直すとよいでしょう。 約定後はウォレットの総資産画面で、保有数量と評価額が正しく反映されているかを確認しておくと安心です。(参考:Coincheck FAQ 取引所の注文ルール)
コインチェックで暗号資産を買うときの注意点4つ
コインチェックで暗号資産を購入する際に、事前に知っておきたい注意点を紹介します。
- 相場が急変するとスプレッドが広がりやすい
- 少額の売買を繰り返すとコストがかさむ
- 二段階認証を設定して不正ログインを防ぐ
- 利益が出た場合は確定申告の対象になる
相場が急変するとスプレッドが広がりやすい
販売所で購入する場合、相場の急変時はコストが通常より大きくなる場合があります。
販売所の手数料相当額は相場の急変時や流動性の低下時に通常より大きくなることがあると、公式に明記されています。(参考:Coincheck 手数料)
価格が大きく動いているタイミングでは、購入ボタンを押す前に提示レートをあらためて確認する習慣をつけておきましょう。 急いで買う必要がなければ、相場が落ち着いてから注文するのも方法の一つです。
少額の売買を繰り返すとコストがかさむ
販売所を中心に使う場合、売買の回数が増えるほど手数料相当額の負担が積み上がります。
購入時と売却時の両方に手数料相当額が含まれるため、買った直後に売ると差額分がそのまま損失です。 短期間で何度も売買するスタイルは、気づかないうちにコストが利益を上回るリスクがあります。
取引コストを抑えたい場合は、取引所で指値注文を活用する方法が適しています。 1回あたりの購入額を大きくして売買回数を減らすのも、コスト圧縮の手段です。
二段階認証を設定して不正ログインを防ぐ
暗号資産を保有するうえで、アカウントのセキュリティ対策は欠かせません。
コインチェックでは二段階認証とパスキー認証の設定が用意されています。 二段階認証は、ログイン時にパスワードに加えて認証アプリのワンタイムコードを求める仕組みです。 第三者による不正アクセスのリスクを大幅に下げられます。
設定はアカウントメニューの二段階認証から行えます。 口座開設が終わったら、暗号資産を購入する前に設定を済ませておきましょう。
利益が出た場合は確定申告の対象になる
暗号資産の取引で得た利益は、原則として雑所得に区分され確定申告が必要です。
雑所得は給与所得などほかの所得と合算して税額を計算する総合課税の対象で、所得額に応じた累進税率が適用されます。 暗号資産同士の交換や、暗号資産で商品を購入した場合も課税対象になる点には注意してください。(参考:国税庁 No.1524 暗号資産を使用することにより利益が生じた場合の課税関係)
年間の利益額によっては申告が不要なケースもあるため、判断に迷う場合は税理士や税務署に相談するのが確実です。 暗号資産の損益計算には、取引履歴を取り込んで自動で計算できるツールを活用すると手間を減らせます。(参考:クリプタクトで暗号資産の確定申告をする方法)
コインチェックの暗号資産の買い方に関するQ&A
コインチェックでの暗号資産の買い方に関する、よくある質問と回答を紹介します。
- 日本円の出金手数料はいくらですか?
- 購入した直後に売却すると損失が出るのはなぜですか?
- 購入した暗号資産は海外取引所へ送金できますか?
- 毎月一定額を自動で購入する方法はありますか?
日本円の出金手数料はいくらですか?
コインチェックの日本円出金手数料は、金額にかかわらず1回あたり407円です。
出金の上限は1回あたり5,000万円で、出金先として登録できるのは本人名義の銀行口座に限られます。 出金を申請すると、通常は数営業日以内に指定口座へ振り込まれます。(参考:Coincheck 手数料)
購入した直後に売却すると損失が出るのはなぜですか?
販売所では購入価格と売却価格の両方に手数料相当額(スプレッド)が含まれており、その差額が往復のコストになるためです。
たとえば手数料相当額が片道2%の場合、購入と売却の往復で約4%のコストが発生します。 相場がまったく動いていなくても、購入直後に売却すると手数料相当額の分だけ残高が減る計算です。
取引所は販売所よりコストが小さい傾向ですが、銘柄によっては取引手数料が発生するため、完全に無料ではありません。
購入した暗号資産は海外取引所へ送金できますか?
コインチェックから外部のウォレットや海外取引所へ暗号資産を送金できます。
送金には暗号資産ごとに送金手数料がかかり、BTCとETHは変動手数料制が採用されています。 コインチェックの利用者同士であれば送金手数料は無料です。(参考:Coincheck 手数料)
MEXCへの具体的な送金手順は、以下の記事で解説しています。(参考:コインチェックからMEXCへの送金方法)
毎月一定額を自動で購入する方法はありますか?
Coincheckつみたてを利用すれば、毎月または毎日、決まった金額の暗号資産を自動で積み立てられます。
積立金額は1か月あたり1万円から100万円の範囲で、1,000円単位で設定できます。 月イチつみたてプランと毎日つみたてプランの2種類があり、引き落としから買い付けまで自動で行われるため、都度入金する手間がかかりません。
口座振替手数料とサービス利用手数料は無料で、買い付け時に0.1〜4.0%の手数料相当額が発生します。(参考:Coincheckつみたて)
まとめ
ここでは、コインチェックでの暗号資産の買い方について解説しました。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう。
- コインチェックには販売所と取引所の2つの購入方法がある
- 販売所は操作がシンプルで、500円から購入できる
- 取引所は取引コストを抑えやすいが、PC版ブラウザからのみ利用できる
- 販売所の手数料相当額は0.1〜5.0%で、取引所は大半の銘柄が0.000%
- 購入前に二段階認証を設定し、セキュリティ対策を済ませておく
- 暗号資産の利益は雑所得として確定申告の対象になる
コインチェックは少額から取引を始められるため、初めて暗号資産を購入する方にも利用しやすい取引所です。 ぜひ販売所と取引所の特徴を踏まえて、自分に合った方法で暗号資産の取引を始めてみてください。

